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現創展 2019
第45回展
Pursuing true art with person-themed expressions
【第45回展 総評】
2019年11月26日〜12月1日
東京都美術館
第45回記念展の賞選考を担当した審査員は、定められた選考基準に則り、各自の自由な意見を尊重しながら、慎重に審査を進めた。
ここに取り上げた三賞以外の受賞作品の中には、取り上げたい作品も多くあった。
記念展ということもあり大作が多く、総体のレベルが向上した。
また出品も多くなり、明るい未来を感じさせてくれた。
出品展示総数239点 受賞作品数55点
受賞作品を掲載させて頂きました。
第45回記念現創展
審査委員長 大庭 修二
第45回記念 現創展
人物画部門受賞作品
グランプリ
「月の女神」
Grand Prix
Moon goddess
大久保 博
Hiroshi Okubo
外部審査の先生方始め皆様から最高の評価を得てグランプリをいただき身が引き締まる思いです。
ありがとうございました。
受賞を励みに具象画を極め、今後の美術文化に貢献したいと思います。
【月の女神】
心に浮かんだ発想、見る人の心に響く作品を目指して人間の内面、愛・動き・喜び。おもいやり・謙虚を絵で表現し、複雑な構図を取り入れインパクト 感動 歓声が息づく作品に仕上げました。
東京都知事賞
「十一面観音像」
Governor of Tokyo Award
Eleven-faced Kannon image
渡辺立志
Tateshi Watanabe
奥琵琶湖周辺には56ヶ所の観音巡りが出来る地域である。
この仏像は滋賀県 石道寺の本尊で平安後期の欅の一本作りである。
無住職の寺なので、区長さんに絵画制作の許可を取り、2日間滞在して観察しました。
現創会賞
「迷子になった人魚姫」
Gensoukai Award
Lost mermaid princess
鈴木 勝子
Katuko Suzuki
このような大きな賞をありがとうございました。
喜びでいっぱいです。
人魚姫が海から水族館に迷い込んでしまいました。
「水槽内の人魚姫や魚たち、ししてがらすの外の家族が楽しんでいる」そんなイメージで作品を作りました。
会長賞
「美少女の笑顔」
當房 勝
コメント
この作品は、友達が絵にならないかと持ってきたものです 。
目がクリッとして何となく「可愛いな」と思いました。
きっとアフリカまたはヒスパニックの良い家庭の娘さんだろうなと思いながら描きました。
藤の椅子に座った格好が様になっています。
描いた後出品する気がしなくて2年ほど眠っていましたが、その後作品が不足し出品しました
第45回記念賞
「赤い靴」
斎藤 孝則
コメント
自分にとって「赤い靴」という言葉は特別な響きを持っています。
これは幼い頃聞いた童謡の歌詞が深く関係しているのかと思いますが、レトロな雰囲気の酒場などで過去を振り返る時差、よく空想力の旺盛なその頃を懐かしく感じたりします。
数十年の時を経た現在もその哀しくて怪しくも魅力的なイメージが少なからず残っている事に気付き今回の「赤い靴」を描いてみました。
鑑賞してくださった方々がどのように受け取られたのかは判りませんが記念すべき45回展記念賞の受賞は名誉なことであり嬉しく思います。
自分にしか描けない絵を目標に試行錯誤を重ねて来て今又、原点に引かれつつあることはこの先どの様に変化して行くのか自分でも面白くこんごの制作活動に生かして行ければと思っています。
なかなか納得の行く作品は生まれないであろうことは覚悟して。
キャラクタアート部門
受賞作品
GS展(自由画部門)
受賞作品
GS準大賞
「スパークリング魂」
増山 麗奈
コメント
私が監督する映画「歳三の刀」の舞台、ゼロ磁場パワースポット長野県分杭峠を訪れた翌日に描きました。
心躍る軽やかな幸運を運ぶ絵への評価ありがとうございました!
功労賞部門
受賞作品
特別功労賞
「落慶(日泰寺)」
立岩 彰
コメント
日泰寺(名古屋)に五重塔が新築され、その落成式が境内で行われていた時のことである。その厳粛な式典と完成された五重塔に強く感動し、後日それを記念して「僧侶と家族」を描いてみた。
特別功労賞
「落慶(日泰寺)」
立岩 彰
コメント
日泰寺(名古屋)に五重塔が新築され、その落成式が境内で行われていた時のことである。その厳粛な式典と完成された五重塔に強く感動し、後日それを記念して「僧侶と家族」を描いてみた。